OOOs-11 / VAU! "超現実派"
¥300 (Tax in)
OOO!主宰 VAU! による異彩極まる 2nd CD-R EP。
1. コンフィデンシャル全面戦争〜アリバイ探しはナンセンス。
2. 挑発的チョコレートパイ。。
3. 恋のLesson 1.234
<Altenative / Junk / No wave> (Oct 25,2013)
「瞬間的なPOPソング。
それだけで小説が一編書けてしまうんじゃないかっていう書き出し文を、16本繋いで、ラップの1バースにしてしまう事がある。僕はラッパーだから、こういう言い方しかできないが。
Vau!の場合はおそらく一瞬に数曲のPOPソングを詰め込んでいる。僕は一瞬でそう思った。
しかも、天から降ってきたような瞬間的なPOPソングを彼らは無理に引き伸ばして、歌謡曲に仕立て上げるような真似はしない。寸止めの連続。普遍性を持とうと立ち上がる赤ん坊を立ち上がる直前に転ばせる、そしてそれを繰り返す。ここで興味深いのは、その赤ん坊がまだ産まれたばかりのくせに死ぬほど諦めが悪く、何度でも立ち上がろうとするのである。これは僕の完全に適当な推測でしかないのだが、おそらくVau!のメンバー達が今まで聴いてきた音楽が心身に染み付いていて、そいつらが赤ん坊を立ち上がらせる片棒を担いでいるのだろう。
例えば高速道路のド真ん中でセックスをしたいと思った事が誰にでもあると思う。
登板車線の末端にマイカーを停車させ、ルームミラーを凝視する。止めどなく自動車が、しかも不規則な間隔で、取っ替え引っ替え現れる。とてもセックスなんてできたもんじゃない。諦めそうになるが、諦めるわけにもいかない。
深夜にもう一度来るべきか?
馬鹿な事を言うな。よく晴れた日の真っ昼間じゃないとセックスをする意味がないだろう。
この諦めの悪さが何かに似ていると思ったりするが、その何かを触れるように立ち上がる度に足を引っ掛けられ、結局はうまく言葉にできないわけだ。
僕はルームミラーに目を配りながら、高速道路に復帰するタイミングが全く掴めないでいた。やべー、帰れねー。
僕がVau!!の音楽を聴くと、高速道路のド真ん中でセックスがしたくなってしまうのは、そういう共通項が存在するからだ。
誰でも一度はそんな気分になった事があると思う。つまり、誰だって一度はVau!を聴きたくなる、そういう気分になるという事だ。
その一瞬における貴重な気分とやらを謳歌しないわけにはいかないだろう。
Vau!の新譜は、ライトノベルしか読めないような奴等のためにチューニングを調整された親切な言葉で、小学生でもわかるように親切に形容される事を親切に拒んでいる。
受け手のためにわざわざ、表現者の方からチューニングを合わせてあげてる時代なのは、誰だってわかってる。
だけど、そろそろ、受け手の君らがこっちにチューニングを合わせる頃じゃないのか?
カーラジオから松任谷由実のあのPOPソングが聴こえてくる。
この曲、なんだっけ?
中央フリーセックスでしょ!
助手席に誰も乗ってないくせに何を言ってるんだ僕は!
やべー、後ろからパトカーが来たー。
完全に怪しまれてるー。
アリバイ探しはナンセンスー。」
ライナーノート by 母野宮子
VAU! (バウ)
前身バンド HerniA から首輪を外した狂犬3ピースジャンクバンド。
本気かふざけかのギリギリを天然で行き来する奇天烈なリフがハードに炸裂する。
2012年3月以降 活動休止。
そして1年後の1st EP "hop step junk!"にて復活を果たし、勢力的なライブ活動を再開。
矢継ぎ早に本作をリリース。
VAUVAUオサベ
https://twitter.com/VAUVAUvauosabE
メタリック会長
https://twitter.com/rarabaizuvau